中学部ー夏期講習の様子③「親の入れた『コップの水』を飲む中学生にはならないこと」
大田区大森で高校受験の進学塾を展開する、大森山王学院。中学部の山口です。
夏期講習中、数学や英語などの授業はもちろんしますが、他にも話は沢山します。
生徒達にした話の中で、特に生徒たちが(なぜか)強い関心を示した内容をいくつかご紹介します。
今日は、生徒たちが2番目に興味を示した話(一番目はいつかのブログで)を。
以下、私(山口講師)が1人称です。
「飲食店に行って、すごく混んでいて、かつ店員が足りていないとき。そういう時って店員の力量が試される。皿を下げたり、会計をしたり、水を出したり、そして料理を届けたり。一度にいろいろなことを考えて行動ができない人、つまり要領が悪い店員はこういう時に大変だ。一生懸命動いているんだけど、なかなか仕事が捌けていかない。テーブルの片付けもなかなか終わらないし、料理はもうカウンターに出されているのに、なかなか自分のところに運ばれてこない。自分のテーブルに来る頃には料理が冷めてたりして・・・。
みんなも、もう中学生になるから、そういうシーンってわかるんじゃないかな。『うわ~、なんであの店員、料理出てるのに全然運ばないの?』とか、『なんでこのテーブル早く掃除したりしないで、あそこでずっとオロオロしているのの?』とか。あなたたちがいつかアルバイトとかでそういう店で働くようになると、もっとそういう気持ちってダイレクトに感じるだろう。
自分自身が中学生だったころに、一つ感じたことがある。
要領の悪い店員って、水を出すときに『コップの水が少ない』ことが多いな、と。
だいたい、コップの水が少ない。逆に忙しい時でも要領がいい店員はコップに並々と水をそそぐことが多い。
なぜなんだろう?って。
その時、ある人生の先輩にこう言われたんだ。
『コップの水を半分くらいしか入れない店員って、子供の頃に親に水を注いでもらってたんだろうね。子供がこぼしたら危ないから、って半分くらいしかいれない親に。そういう風に育ったから、自分で動く経験が少なくて、店でも要領よく動けないんだろ。」
なるほどなぁって。
たしかに、子供の頃から「自分で水をそそぐ」クセがあると、コップにたっぷり入れるクセができるなぁ。そして、(自分自身も含めて)小学生の頃からコップにたっぷり入れるタイプの友達って、たしかにみんな要領いい子が多かったな、って。
君たちは、「コップに自分で水を入れますか?」
もう中学生になって、これからあと1年、2年もすれば、あなたたちはそれこそアルバイトで店員でもなんでもできる。
でも、これは飲食店でアルバイトをするかどうかだけの話ではない。
もっというと、食事の時の実際の「コップの水」のことだけを言っているわけでもない。
君たちが今やっている勉強も同じだ。
親に言われているから宿題をするのか。
親に「いい学校に受かってほしい」と思われているから受験をするのか。
もし、そういう気持ちが少しでも心の中にあるなら、それは「親にコップの水を半分だけ入れてもらっている人」と同じだということです。
いうまでもなく、そういう気持ち・態度で勉強していれば、要領の悪い店員のような動きしかできません。
順調な時はなんとか乗り切れるかもしれませんが、店が忙しくなって店員が足りなくなった時、つまり受験直前のようなプレッシャーにさらされたとき、すべてが崩壊してしまうでしょう。
だから、今から。
もし今まで「親にコップの水を入れてもらうような生活」をしてきたのなら、今からでもいいから、「自分でコップの水を入れる人」になってください。
~~~~~終わり
「まぁ、いまどきこんな話をするなんて…」
「子どもたちに変な先入観を抱かせて…」
と思う人もいることでしょう。
コンプライアンスだ、差別だ、多様性が云云かんぬん…。そういう方はうちの塾には縁がない方だと思います。
でも、私はいつも教えている生徒たちに気づいてほしい、と思っています。
要領よく動く、ってどういうことか。
そうなるために、勉強しているんです。受験をするんです。
小学校・中学校のように、あるいは今のマスメディアから流される番組のように「きれいごと」を言うつもりはない。
「社会でうまく生きていく大人になるために」今、この塾で受験勉強をしているんだ、と。
そして、「どうやったらうまく成功させることができるだろう?」ということをいつも考えて動くと、受験も上手くいきます。
そのための感性を、大森山王学院で磨いてほしいと思います。
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