東京都大田区、
京浜東北線大森駅北口から徒歩4分
「逆転合格専門塾」大森山王学院です!

大田区立山王小学校の目の前にありますが、大田区では馬込第二小学校、入新井第一小学校。品川区立では伊藤小学校、大井第一小学校、伊藤学園、原小学校、山中小学校から徒歩圏内にある進学塾です。

(他には、大田区なら馬込第三小、馬込小、志茂田小、小池小、開桜小、糀谷小、大森第一小、梅田小、久が原小、入新井第二小学校。品川区なら浜川小、浅間台小、立会小、日野学園、品川学園。また、港区や目黒区、渋谷区からも通塾されています)

こんにちは、学院長の保科です。
シリーズ記事三回目、そして今回で最終回になります。
今回も、お子さんが反抗期を迎えたと感じておられ、それに悩まれているすべての保護者さんに向けての内容です。

もちろん、「うちの子はまだだと思うけど、いつ始まるのかしら」
「お兄ちゃんやお姉ちゃんと同じ感じになるのかしら、それとも・・?」
などと不安をお持ちの方にもお役に立てれば嬉しく思います。

まずは、第1回、第2回と続けてお読みくださった保護者の皆様、本当にありがとうございます。

反抗期と中学受験という、どちらも簡単ではないテーマについて書いてきました。
第一回は
「反抗期と成績の伸び悩みは同時に起こりやすい」
第二回は
「成績が下がってきたとき、親はどこまで関わるべきなのか」
⇒「【傍らから気にかけ続ける】というスタンスが重要」

という内容でした。

最終回である今回では、この二つを踏まえて、予告した三つの点について日々の指導や面談の中で強く感じていることをまとめていきたいと思います。


成績を伸ばすためにも、まず大切にしたいこと

中学受験が点数でほぼ勝敗が決まる椅子取りゲームである以上、成績は大切です。

特に受験学年になれば一回ごとの模試の結果も気になりますし、志望校への合格率判定も気になって当然です。

ですから、

「反抗期が終わるまでは、成績なんて気にしなくて良い」

というような話をするつもりはまったくありません。
そもそも受験までに終わる保証もないわけですから。

ですが、反抗期のお子さんを抱えた保護者さんを見ていると、

我が子の成績を上げようとするあまり、親子関係そのものが不穏な、もっと言えばいびつなものになってしまうケースがあります。

毎日の声かけが注意になり、注意が小言になり、小言が口論になる。

すると、本来は勉強のためにしていたはずの親子の会話が、お互いにとって途方もなくつらい時間になってしまいかねません。

こうなると勉強そのものも良い方向には進みにくくなります。
なぜなら、まだ大人になる途中の子どもは、安心できる場所があってこそ頑張れるものだからです。

安心できる場所であったはずの家庭が「評価する場所/される場所」に変化してしまうと、勉強への意欲と、恐ろしいことに家族みんなの精神安定は少しずつ失われていきます。

こうならないように、望ましい距離間、「傍らから気にし続ける」の話を前回しました。

今回それに付け加えるのは、家庭に保護者さん、あるいはその役割を果たせる方が2人以上いる場合の、役割分担の話です。

いわゆる「ひとり親家庭」の場合はやはり負担が大きくなるのは避けられません。
そういう意味では、より多めに塾や家庭教師の先生を頼られると良いでしょう。

役割分担とは、単純に言えば「褒める、励ます役」と「叱る、矯正する役」を分けるということ。
そして、個人的には、「褒める」役を、お子さんと接する時間が長い保護者さんが受け持つ方が理想的だ、と考えています。
多くのご家庭では、お母さんになるでしょう。

理由としては、やはり問題が起きた時に、自分を叱る相手にはなかなか切り出しにくいものです。
それを打ち明けてくれることが大事なわけですから、関係は良好な方がよい。

そしてそれは、中学入学後も基本的には変わりません。
少なくとも大学に進むまでは、自立を応援しつつも、何らかのイレギュラーな出来事、アクシデントに対応できる親子の風通しの良さはあった方が絶対に良いです。

だからこそ僕は

成績を伸ばすためにも、親子が安心して話せる関係を保っておくことを最優先に考えて下さい、まずはそこを大切にしてください

と、何度も何度も申し上げているのです。


長い受験生活では「今日勝つ」より「続ける」が大事

反抗期の子どもと向き合っていると、

「今、この場で分からせたい」

と思うことがよくあります。
とくに、身勝手なわがままを言っているように感じられる時には、なおさらそうでしょう。

ですが、中学受験は最低でも数か月、ほとんどの場合は数年続く長期戦です。

そのため、今日の言い合いに勝つ、もう少し言えば子どもを大人の理屈で言い負かすことよりも、

来週も話ができること。

来月も相談してもらえること。

受験直前にも同じ方向を向けること。

こちらの方がずっと重要です。

どうすれば良いのでしょうか?

これは第一回にも書きましたけれど、
子どもが反発している時ほど、保護者の側が一回深呼吸をして、黙ってみる。

「どうしてこの子は私の苦労を分かってくれないの!!」

ではなく、

「本当は優しい子だけど、今は、何か理由があって、そういう気分なんだな」

と、一度受け止めてみる。

決して楽なことではありませんが、その余裕が、結果的に受験勉強をより安全に続けることを可能にさせ、
そして反抗期を乗り越えた後の親子関係を長持ちさせます。
さあ、まずは一回、深呼吸してみてくださいね。


受験が終わった後にも親子関係は残ります

受験は、その時期が来れば、必ず終わります。

合格という形で終わる場合もあります。

でも、思うような結果にならない場合もあります。むしろ、統計的にはその方がかなり多いと言わざるを得ません。

ですが、たとえどのような結果を迎えようとも、その後も親子関係は続いていきます。
子どもが遠く離れた所で、場合によっては海外で暮らすようになったとしても。
結婚するかどうかはともかく、パートナーを見つけて住むようになったとしても。
よほどのことがない限り、親子は死ぬまで親子なのです。

令和の世の中では理想論に聞こえるかもしれません。
でも、教育に携わり、時にはご家庭の事情にもダイレクトに関わる僕たちは、家族の重要さ、親子関係を尊重することについて、せめて理想を唱えるべきではないかと考えています。

そんな僕がいまだに付き合いのある卒塾生を見ていて感じるのは、

受験の結果以上に、「家族でどう受験を乗り越えたか」を覚えている子が多い、ということ。

大変だった。

苦しかった。

でも応援してくれた。

そういう記憶は意外と長く残りますし、それを親の恩と感じてくれるお子さんだからこそ、ずっと親との良い関係を保てているのではないでしょうか。

これを読んでくださっている皆さんのご家庭も、ぜひそうなっていただきたい、と心から思います。


最後に

様々な方面から書きましたけれども、反抗期は、親御さんにとって決して楽な時期ではありません。

まして中学受験と重なれば、なおさらです。

それでも、僕は何回でも繰り返します。

反抗していることと、親を信頼していないことは同じではありません。
子どもたちにとって、やはり世界で一番頼りになるのは、保護者さんなのです。

言葉には出さなくても、子どもたちはしっかり見ています。
自分たちのために、不器用かもしれないけれど、失敗するかもしれないけれど、一生懸命に向き合ってくれる、親の姿を。

だからこそ、完璧な親を目指す必要はありません。

成績を気にする日があっても良い。
つい言い過ぎてしまう日があっても良い。

ただ、その後にまた本音で話せる関係を保っておきましょう。
しまったと思ったら、子どもが相手でも、いえ、我が子だからこそ、潔く謝りましょう。
その上で、
「あなたのことを大事だと思っているよ」
「大好きだよ」
「愛しているよ」
僕たち日本人はなかなか言葉になって出てこないかもしれませんが、態度で、行動で、出来る限り示していきましょう。

それが、反抗期の中学受験生と長く向き合う保護者さんにとって、僕が最も大切だと思うこと、
「反抗期が始まったときの『最良の』対応の仕方」です。

そしてそのことを忘れないで積み重ねていく親子の歴史は、受験の結果だけでは測れない、大きな財産になっていくはずです。

ここまで長い文章を読んでくださってありがとうございました。

どうか、皆さんのご家庭の受験が、あとで笑顔で振り返ることのできるようなものになりますように。