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「逆転合格専門塾」大森山王学院です!
こんにちは、学院長の保科です。
この時期、塾へのお問い合わせは急に増えます。
受験が終わったこと、そしてその結果を大手塾さんが声高に宣伝することもありますが、塾での学年が上がるタイミングでふと
「このままで、大丈夫かしら?」
と思うのでしょうね。
今日は、そんな保護者さんからのご質問に答えた例から書きます。
大手集団塾に通わせているお父様。
「受験率が高い地域」
「お友達が通い始めたので子供も開始」
「付属中を希望」
よくあるケースですね。
ご心配は、タイトルにも書いた通り、モチベーションに比例しない成績の伸び悩みです。
特に宿題ができない。
塾に相談してみても、今は躓く時期だから・・・と具体的な解決策が提示されるわけでもなく我慢(忍耐)を要求されてしまい、どうサポートしてよいかわからなくなってしまった、という、これまた(悪い意味で)珍しくない状況。
撤退を考えてお子さんと相談しても、ご本人は「続けたい」という。どうしたらいいのか?
ほとほとお困りのご様子でした。
これは断言しますが、塾が悪い。
大体、入塾後ほとんどの科目で成績が下がっていて、「様子を見ましょう」と言われて納得できるわけがありませんよね。
即座に結果にはつながらないかも知れなくても、
「まず、こうしてみましょう」
「こんな言葉をかけてください(あるいは、かけないでください)」
「このようなことがないか、注意して見ていてください」
そういう具体的なアドバイスが必要なのですから。
でも、生徒数の多い大手集団塾では、残念ながらよく見られる反応だったりするのです。理由は単純で、
「その生徒のことを注意して見ていないから、答えられない」
だけです。
ではどうすれば良いか。
一つは、今いる塾で様子を見るという選択。
ただし、保護者さんが積極的に動く必要があります。
まず、塾の授業がどんな状況なのかを知らなければなりません。
特にレベルの低いクラスでは、授業がきちんと成立していないことがありうるからです。
また、成立しているとしても、理解度の確認まで手が回っていないことも多く、授業後の質問対応も自習室へ行け、と言われてしまったりしてしっかり見ていただけない、というケースも少なくはない、と言えます。
ですので、まずはそこを確認されるべきですね。もちろん、直接伺っても「そんなことはありません」と一蹴されるのがオチですから、できるならば突然授業を見に行くのが良いでしょう。そこで「見学はできません」と言われるようなら、残念ですがこの疑いは濃くなります。
状況を把握したら、塾の先生に面談を申し込んだ方が良いでしょう。この場合、最初に話が行くのは塾長さんまたは校舎長さんだと思いますが、この方は基本的に6年生の上位クラスぐらいにしか担任されていないと思いますので、ご相談されるのはお子さんの学年の責任者の先生が良いです。
もし教科でいうならば算数の先生になります。
ただし、先生を責め立てるのではなく、客観的に状況を話し、
「うちはあなた方を頼っているのだ(だからなんとかしてくれ)」
と伝えてください。喧嘩を売っても、状況は改善しないどころか悪化する場合がほとんどです。
そして、要望はできれば一つ、多くても二つまでにしておくことをお勧めします。
塾という場所は実に多くの相談事が持ち込まれる場所です。困っているのは、あなたのご家庭だけではありません。
同時に4つ5つの要求を大声でがなりたてる方よりも、一つずつの改善を目指し、解決するたびに喜びと感謝を表してくださるご家庭の方が結果的に優先されるのは、自明の理です。
では、いろいろ手を打っても塾側の対応が改善されない、あるいはお子さんのモチベーションが入塾当初まで回復することは望めそうにない場合は、どうするか?
次回の記事に続きます。