山口講師の視点

2020年度、都立高校入試全員合格!今の都立高校入試合格に必要な条件とは①

今年度の入試がすべて終わった。

正確に言うと、このブログを書いている時点(3月15日)でまだ国公立大学後期試験の発表が残っており、「絶賛ソワソワ中」の生徒も数名いたりするのだが…。

今年の大学入試についてはまた後日、すべての結果が揃ったときに講評を書きたいと思っている。

高校入試はというと、以前のブログでも書いたとおり「私立実質無料化政策」が拡充される中で、「私立高校を第一志望にしたい」という受験生(ご家庭)が増え、私が今年担当している受験生を見ても全体の約4割が私立高校を第一志望として受験した。よって都立高校には、結局学年の6割ほどしか受検しなかった。私が今まで指導してきた中では、最も都立志望者の割合が少ない学年と言える。そして、おそらくこうした傾向は来年も続くのだろう。

もっとも東京都全体では都立進学者の割合はもっと多いので、たまたま私が担当した生徒が…というだけなのだが、それでもやはり「都立離れ」は大きく進んでいるようだ

そして、3月2日の都立高校一般入試の発表。コロナウイルスのニュースが世間をにぎわせる中、生徒たちは朝から高校へと向かった。

なんと、今年は、都立高校受検者全員が無事合格!(みんな、おめでとう!!!)

私もうれしかったが、何よりも生徒たちが嬉しそうだった。中学生にとって、自分自身の合格ももちろんうれしいが、一緒に戦ってきた仲間とみんなで合格を喜べるのは何よりも嬉しいのだろう。やはり受験は「個人プレーでありつつ、チームプレーなんだな」と感じる瞬間だった。

私個人の立場で言うと、「都立全員合格」は7年ぶり2度目の経験になる。受検人数の総数が例年よりも少なったことも追い風だったのかもしれないが、まさに快挙だと思っている。「確実に受かる学校に志望校のレベルをダウンさせて受からせる」という「守りの受検」ではなく、あくまで全員が「行きたい」と思う学校をギリギリまで追い求めての全員合格だったから…。

もっとも、全員合格を達成できたからと言って、そんな「塾講師の勲章」みたいなもの自体は私はどうでもいいと思っている。生徒たちが「みんなで勝ち取ったぜ!」という喜びを共有している瞬間に立ち会うことができる。それこそが塾講師冥利に尽きる、と改めて感じた入試結果だった。

さて、既に今年の「社会」の問題の講評を以前のブログでも挙げているが、今年の都立高校入試の問題はなかなかのくせ者だった(要するに全体的に難化した)と私は捉えている。この後のブログで都立共通問題の「数学」と「英語」も私なりに講評し、次年度以降にむけてどのような対策が望ましいかを少しまとめようと思っているが、科目ごとではなく入試全体として、私は今年の都立高校入試で合格を確実に勝ち取る方法として以下の3つが勝利に繋がったと感じている。

 

入試合格の目安となる基準点の設定値を高めにし、生徒にも自分自身(講師側)にも、その基準点に到達することを「志望校を受験する必須条件」として捉えさせる

高校に合格した後の将来のビジョンを冬までに明確にし、なぜ自分は「その学校(への進学)でなければならないのか」を明確にするために、全員に「推薦入試」を受検させる。

入試において、何かの科目が大幅に失敗しても不安にならないように、絶対に高得点を確信できる「武器となる科目」を最低2科目用意する。

 

次のブログで詳しく説明したい。

「2021年度高校受験生必見! 今の都立高校入試合格に必要な条件とは②」へ続く