中学受験

「難関大学への進学を見据えての中学受験」はするべきか、そもそも始めるのは早い方がいいのか?

東京都大田区、
京浜東北線大森駅北口から徒歩4分
「逆転合格専門塾」大森山王学院です!
こんにちは、学院長の保科です。

今日はタイトル通り、ちょっと重めの話です。
きっかけは、他県の塾長さんから、中学受験の専門家としての僕に

「高校数学の教科書を中学受験する小学生に与えることをどう思いますか」

という質問をいただいたことです。

僕の答えは「要らないです」なのですが、仰ることはとてもよくわかります。

なぜか。

算数一つだけとっても、
難関中学では高校数学の内容もたくさん出てくる
からです。

「順列・組合せ」のほかにも、ただの数列ではなく「フィボナッチ数列」「トリボナッチ数列」は頻出ですし、「集合」では「和集合」「補集合」「部分集合」「要素の個数」など。

公立高校1年・1学期の「数学A」試験範囲に含まれるようなものは全て扱いますね。

「整数の性質」では、「約数の個数」「nの倍数かどうかの判定」「n進法」などもそうです。

それを全問クリアできるように生徒たちを毎年教えています。

でも、だからといってそれを全て身につけて合格していったとしても、6年後に全員が東大、京大、一橋、東工大などの最上位国公立や、早稲田、慶応、上智、理科大と言った私立最難関の大学に進学する訳ではありません。

良くも悪くも、13歳から18歳までの6年間は長いですね。
ここに中学受験の一つの難しさがあります。

ですから、中学受験を考えておいでの保護者さんには、

「今から頑張らせておけば、後はずっと安泰(だから小学校低学年から塾に入れましょう)

という誘い文句は大手塾側の経営的な側面も大きい、ということを踏まえて、よくお考えになることをお勧めいたします。

その上で御三家などの最難関レベルを目指されるのであれば、逆に低学年からしっかり準備なさってください。甘くはないです。むしろ激辛です。

脅かすような書き方になってしまいましたが、生徒さん、保護者さんに後悔はしてほしくないと切実に祈ってこの仕事をしていますので、ご理解頂ければ幸いです。

RELATED POST