山口講師の視点

テストの点数を伸ばしたい子が、テストが返却される前に必ずやるべきこと。

東京都大田区。京浜東北線大森駅北口から徒歩4分。「逆転合格専門塾 大森山王学院」の山口拓郎です。

昨日(9/27日曜日)は、学校の定期テストが終わった直後の中3生たちと、「テストの振り返り」第一弾を行いました。

生徒たちのテストが返却される前に、私が必ずやっておきたいこと

それはテストの手応えがどうだったか生徒たちに分析させることです。

難しかったのか、簡単だったのか。←これくらいはだれでも考えるところです。

解けない問題は何問あったのか、記述の問題はどれくらいあったのか

そしてなにより、「あなたの予想点数は何点?」ということを聞きます。

能天気に甘めな点数を述べてもダメです。逆に「テストが返ってきたときに、予想より低かったら恥ずかしいから控えめに点数を言おう」というのもよくありません。

その辺の趣旨を十分に伝えてから、生徒達に事前予測の点数を書いてもらいました。

成績(点数)を伸ばしたい、という気持ちは生徒達も私たち講師側も十分に共有している認識です。でもテストが一度終わったら、点数は変わらないのだからその現実と向き合わないといけません。この「向き合う」という作業が十分に行われないと、「次の結果」に向き合う力が培われません。よって次の結果も芳しくないものになります

 

テストに「向き合う」とは

まず自分の今の立ち位置(学力)を正確に把握することです。

事前に自分が解いたテストの点数をできるかぎり正確に予測することはすごく重要な作業だと私は捉えています。そしてテストが返却されたら、自分が予測していたものと何が違うのかを「向き合い」ます。自分の予想に限りなく近ければ、まず第一段階は合格!(←生徒達を毎年見ていて感じますが、テストのスコアが高い時よりも、自分が予測した点数にビンゴした時の方が生徒達の達成感は大きいようです。そして予測と現実が合っている生徒の多くは、その後さらに点数を伸ばしていきます。)

次にどう改善したら、次のテストではもっと取れるだろう?」という分析が始まります。テストに「向き合う」第二弾。

知識が圧倒的に足りなかったのか注意力の欠如なのか、あるいは戦略ミス(捨てるべき問題にこだわりすぎた等)だったのか?

分析しながら、

次のテストではどう点数をとるのか?

次のテストまでに何ができるのか?

を考えます。中3生の場合、もう成績が上がる見込みのない科目は期末テストに向けて「捨てる」という選択肢も出てきます。(上がりそうな科目に特化して勉強するのは間違ったことではない、と私は考えます。)

こう考えると、いわゆる小学生がよくやっている「テストの見直し」とは大きく違うことに気づかれるでしょう。小学生はテストが返ってくると、解けなかった問題を親御さんや塾の先生と一緒に解きなおす(できるようにする)ことがメインの作業になります。それは間違っていませんし、中学生でも時と場合によっては「解けるようになるためにやり直す」という作業はします。

しかし基本的に中学生は、問題が解けるようになることではなく、あくまで学期ごとの定期テストで結果を出して、内申点を上げていくことが目標です。次の定期テストでは、今回のテストとはまた全く違う単元が出題されていく。すでにテストに出題された内容をしっかり復習するより、次のテストでより点数を取る方法を考えて、それを実践していく作業の方が重要です。(もちろん、入試対策として全体の復習は別途行う必要があることは言うまでもありません。)

そういう点では、中学生の勉強というのは、社会人が毎日行っている作業に近いと思います。PDCA(プラン・ドゥー・チェック・アクション)。見積もりや、分析が甘い人間は、いくら量をこなしても結果に結びつかないのは周知のとおり。

中学生のテスト勉強とそれに向けた動き、というのは大人の世界で生きていくための準備になるはずです。

さて、これから月曜日の授業です。今日はテスト結果が続々と返ってくる日。はたして、昨日行った分析と実際の結果はどんな関係になっているのか。今日は、そこを見ながら次に向けてどんな学習・行動をとっていくのかを生徒達が理解できるように、テストと「向き合う」時間をつくりたいと思います。