大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。
都立自校作成校の高校に受ける人の条件・受験勉強を始めるタイミング。
②「勉強のタイパ」に自信はありますか?
都立自校作成校を目指している中学生で、「勉強しない人」というのはほぼいないでしょう。学校の宿題も、定期テストの勉強もかなりの量をやっている人たちです。
ただ、同じ90点を取るにしても、勉強のタイパがいい人(勉強時間対効果)と悪い人はいます。
部活が3年生の後半まであるけど都立自校作成校に受かる人、
内申が少し足りなくて受験に不利だけど、最終的に合格を勝ち取る人。
こういう人って、勉強のタイパがいい人です。
逆に、真面目に頑張っていたけど、点数が全然届かなかった、という人は間違いなく勉強のタイパが悪い人。
タイパが悪い人は2パターンに分かれます。
①勉強中に集中力が続かない人 ②集中力はあるけれど、勉強方法が悪い人
保護者の方に対してはすごく厳しい意見になりますが、保護者の方が、子供が勉強している姿を見ると安心すると感じるご家庭のお子さんが、往々にして勉強のタイパが悪い(集中力が続かない)、というのが経験上の確信です。
勘が良い方はお気づきだと思います。親は子供が勉強している姿を見ると安心する→子供は、「親は自分が勉強している姿を見せていれば怒らない」ということを悟っている→形だけ勉強机に座るクセができる→頭は集中できていない(空想していたり、ぼーっとしていたり)
中学生にもなって、親の顔をうかがって勉強したりしたりしないだろう、と思われますか?たしかに、反抗期真っただ中、大概の中学生は親が言ったって勉強なんかしません。でも、小学生の頃にそういう「親の顔をうかがって」勉強するクセをつけてしまうと、中学生になっても、頭が空転することから抜け出せなかったりします。
(スマホを取り上げる、とかあまり意味ないです。思考の習慣の問題です。)
もっとも、都立自校作成校に受かりたい人は、そこまで極端ではないと思います。
(ずっと、ぼーっとしてしまう人は、そもそも成績上位取れないです)
ただ、中学生にもなれば、自分で気づこうと思えば気づけますから、
ぜひ、自分で「自分の勉強のタイパがいいかどうか」自問してみて下さい。
「3時間、ほかのこと考えずに、勉強に集中できますか?」
私は、大学受験をする高校生たちに、よくそう言ってきました。
大学受験ともなると、学校や科目によっては、入試1科目で3時間(180分)になります。
入試本番、当日にボーっとなんてしていたら、合格できないですよね?
180分ほかのことを考えずに勉強するだけの力がない人間に大学受験なんてする資格はないですよ。
じゃあ、中学生も、まず半分の90分でいいからまったくほかのことを考えずに、一つの科目に集中できるだろうか?
一度やってみてください。
90分のタイマーを測って、一つの科目だけを勉強します。(以前に必要な問題集等はすべて机に並べて、立ち上がらないようにします。)
勉強中、空想してしまったり、ほかのことをしてしまったら、「ハッと気づいた瞬間」に、勉強に戻らず、まずは正の字を書いていきましょう。
また違うこと考えたら、その都度正の字を書く。
次回の勉強の時も同じことをする。そして正の字を減らしていく努力をすること。
空想壁は徐々に減らしていくことです。
少しずつ、勉強のタイパがよくなりますよ。
これも、立派な受験勉強です。
この良い習慣は受験につながっていくので。
確実に合格率は上がります。
「受験勉強」を始めるべきタイミングとは、
入試に向けて必要な問題点に気づいた時からです。
もっとも、勉強のタイパは「時間を集中する」だけでなく、効率的に無駄なく勉強することも重要です。
この辺は、通っている塾の先生にテクニックを聞くことですね。
優秀な先生ほど、無駄が少ない勉強方法・勉強内容を知っていますよ。
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