中学受験

付箋や蛍光ペン(マーカー)の使い方(2)

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こんにちは、学院長の保科です。

(この記事は続き記事の二本目です。こちらの続編です)

前回お話ししたのは、学校などでいただけるグッズを使うことにはメリットがあります。
ただ、付箋と蛍光ペンについては、ちょっとだけ注意が必要ですよ、と言うこと。

具体的には
「使い過ぎてはいけませんよ(使い切ってはいけないという意味ではない)
が、僕のアドバイスになります。

では、それぞれに分けて説明をしていきます。

1,付箋を使い過ぎてはいけない

付箋は非常に便利なものです。
大きなテキスト(中学受験の場合、A3版が主流ですね)の中で、覚えておきたい(忘れやすい)公式、場所、語句があれば、ペタッと貼っておくだけですぐに見つけることが出来ます。

LINEがほぼ必須ツールになった令和のご家庭でも、伝言メモなどに活躍していることも多いでしょう。

しかし、まさにその
「すぐに見つけられる」という特徴の間近に、落とし穴。

ちょっと危険なたとえ話をします。
韓流スターって、ホントイケメンが多いですよね。
街中ですれ違ったら、男性の僕であってもまず振り向くと思うのです。

ですが、グループになると、あら不思議。
推しでもなければ、まずガン見はしなくなります。
同じイケメンなのにです。

なぜでしょう?

簡単です。

同じようなキャラクターがたくさん並んでいるから、インパクトが薄れるのです。

付箋も同じです。

あまりにもペタペタ貼ってしまうと、探しにくくなるのです。
たくさんあるから。

ではどうすればいいかは、もうお分かりでしょう。

本当に大事なこと、

絶対覚えたいものだけに使うようにしましょう。

もう一つの手段としては、

「覚えたら、サッサと剝がして捨ててしまう」

というのも、お勧めです。
捨てたらもう見られませんから、真剣に覚えること請け合い。
ぜひお試しあれ。どちらかと言えば、男子に効果的ですよ。

蛍光ペンも引きまくってはいけない

蛍光ペン(ラインマーカー)についても、同じようなことが言えます。

使い過ぎると、目立たなくなってしまうのですね。

あともう一つ、ダメなことがあります。

新しく学んだ単元があると、すべての「文」に線を引く生徒さんが必ずいます。

長年生徒を見てきた経験からすると、この特徴は生真面目な女子に多いように感じています。
間違えないでいただきたいのは、

「線を引くことが悪い」のではなく、

「引きすぎることで、本当に重要な語句、単語、説明が埋もれてしまう=記憶に残らない」

ことが危険なのです。
しかし、
ページ一杯に線を引くことで「勉強をいっぱいした~!」という気分になってしまう

のですね。

これも、大きな罠です。ご注意ください。

蛍光ペンの使い方と言えば、もう一つ、付箋にはない重要な注意点があります。

それは色を慎重に選ばなければいけない、ということ。

基本的に教科書や資料集、問題集の下地は白で、文字は黒ですね。
だったら何の色でもいいのではないか、とお考えの方もいらっしゃるでしょうが、違います。

「下の字が見えにくくなってしまう色は、ダメ」

これは意外に気にしていない生徒さんがいます。
もうかなり前の話になりますが、どこぞでもらってきたのか、濃い紫色のマーカーを使っていた(しかも、上に書いたように社会のテキストの全文に引きまくっていた)女子にはさすがにやめてもらいました。

ストップをかけた時には相当恨みがましい目で見られたものですが
(当日お母様からのクレームもきっちりついてきました…)
止めさせた次の試験から成績がポンと上がった(地理も歴史も両方!)のですから、これは間違いないと言えます。

逆に、よくある「暗記用消えるペン」のようなものは、ある程度濃くないと役に立ちませんので、お気を付けくださいね。

今回は文房具について書いてみました。
少し長くなってしまいましたが、受験生の皆さんにお役に立てば嬉しく思います!!

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