山口講師の視点

2020年度都立高校入試「社会」の問題解説①

大問1 複合問題

 

問1 いつもの方向感覚の問題。これを間違える人は残念ながら相当な方向音痴。

昨年度は4つの景色を全部選ぶ問題だったが、今年再び一昨年以前の「一択問題」に戻された。

答えは「エ」

 

問2 毎年出る地理の問題。

そして、この問2は大体「時事問題」として出題される。かつてはNHKの大河ドラマに準拠している時期があった。

綾瀬はるかの「八重の桜」の時は「戊辰戦争ネタ」。井上真央の「花燃ゆ」の時は「桜田門外の変」など。

今年は昨年登録の世界遺産やっぱり出ると思った!「古墳ネタ」。

答えは「ウ」

 

問3 ここはいつも公民の問題。ただし国連ネタは久々。以前は漢字で書く問題でしたが、今は記号問題。時代を感じます。

軍事的な制裁を加えることができる→安保理

答えは「イ」

 

大問2 世界地理

 

問1 ここは今年少し難しめ。例年なら複数の国から選ぶ世界地理と雨温図の問題。しかし今年はすべてアメリカ国内しかも完答。ちょっと苦しかったかな?

まず、Ⅰの文章は「シリコンバレー」。→「サンベルト・半導体・情報」などのフレーズに注目→つまり「C」を選びたい

雨温図、アはD(西海岸だから高緯度だけどそれなりに温かい。エはA(東海岸は寒い)。イはB(南部で暑い)。

よって、答えは「ウ・C」(西海岸で雨も少ない

 

問2 ここもちょっと難しめ。Pは「パンパ」でアルゼンチンの「イ」。

Sは「酸性雨・氷河」からヨーロッパだから「ウ」。

Rは「地下資源(プラチナとか)・欧州との時差が少ない」から南アフリカの「エ」。

Qは少し悩みますが日本企業と協力」でアジアだと思ってほしいかな。「ア」。

私の生徒には「今年、アルゼンチン出るぞ!」と伝えましたね。ある根拠があったからです。こういう感覚は20年以上過去問解いてる講師でないとわかりません

 

問3 ここは、例年通りの「並みの世界地理」の問題。

Xのタイは「魚介」「機械」で「ア」。Yのスウェーデンは医薬品=EUで「イ」。

Wのメキシコは原油で「ウ」。Zのイタリヤは「衣服・バック」で「エ」。

Ⅲの文章「1980年代から工業化」=アジア。だから答えは「X・ア」。

国ごとの品目をしっかり知ってる人はグラフⅡだけで正答できます。(グラフⅠはグラフⅡで導き出した答えを裏付けるために参考程度に見ます。国名のリストってそういうものです。グラフⅠだけをマジマジと見てる人は時間のロスだし、「ギャンブル」的な解き方になってしまいますよ)

 

大問3 日本地理

 

問1 ちょっと紛らわしかった問題。

簡単な「エ」から→「シラス台地」=D。 次は「ア」→「造船」=C

「リアス」の「イ」が「A」か「B」で悩むが、新幹線に注目。「ウ」は1982年開通。平成17年度の社会解いた人はわかっているはず。東北新幹線です。よって「ウ」がA「2022年開通」は時事問題。北陸新幹線です。「イ」が「B」。

 

問2これは等高線とか地図記号読めるかどうかの問題。解けない人は社会の勉強が単純に足りません。

Pはア、Qはア、Rはイ、Sはイ。

 

問3 文章をシンプルにまとめる作業ができるかどうか

理由:「津波」の話   効果:「渋滞解消」の話

 

 

大問4~大問6は 続きの文で… 2020年度 都立高校入試「社会」の問題解説②へ