高校受験

中学部春期講習1日目の様子-途中からのご参加も可能です。

大田区大森の進学塾。大森山王学院の山口です。

3月21日の日曜日から中学部の春期講習が始まりました。例によって、中学部は日曜日のみ開講の「特別講習」です。

とはいえ、今回は外部の方からの講習参加申し込みが一件もなかったため、すでに大森山王学院に通っている通塾生(新中3生1名、新中2生1名、計2名)だけのこじんまりした講習になりました。

現中3生や現高3生の受験生たちも卒業して、一気に静かになりましたね。

でも、ほぼマンツーマンに近い形でしっかり教えられる今回の講習は、相当貴重な時期かと思います。こういう機会を最大限に活用してほしいものです。

こちらは、新中2生の授業中2の春期講習のテーマは「リベンジ」。勉強に興味を持つ、関心を高める、深く考えるきっかけをつくることを目標としています。(詳しくはこちらのページをご覧ください)

よって、普段は英語・数学の学習を中心にしていますが、この春は「社会」に特化して学習。

なんで社会なの?」と思われる方もいらっしゃると思います。

成績を上げるための勉強なら、英語や数学を強化するのが基本です。

でも、「勉強っておもしろいな」と感じる瞬間を増やしたいならば、多くの場合「理科」や「社会」、あるいは「国語」の『ことわざ』などから入ったほうが上手くいきます。実際、幼い子がいろいろな「勉強」に興味をもつきっかけって、動物の図鑑とか世界地図とかだったりしますよね。中学生でも基本は同じです。

こういう「一見テストの点数を上げるには近道とは思えないが、長い目で見ると良い学習」というような勉強ができるのが、春期講習のような特別講習だと思います。しかも非受験学年にだけ許される特権です。

この日は「日本地理」。世界の造山帯と日本の山脈の関係、偏西風などの風の動きの解説から、日本やニュージーランドで起こる地震の話や、中国から飛んでくる黄砂の話など、「地理」の知識を深めると、時事問題を含めた世界の動きを俯瞰することができることなどを解説しました。(日本地図がやたらと肥大化していますが、説明解説上、いびつな形になりました。←むやみに批判するのはやめましょう…)

残り3回。なにか一つでも、中2生本人の「心と脳裏に焼き付く」ことを伝えたい、そういう授業にしたいと思っています。

 

こちらは新中3生テーマは「過去問トライアル」。(詳しくはこちらのページをご覧ください。)

まず、最初に実際にある学校の過去問を解いてもらいました。(最初なので、かなり簡単な学校の問題です。)

いくら「簡単な問題」とはいえ、中3終了時に解く「入試問題」です。新中3生の生徒にとってはまだ習っていない単元も沢山あります。

でも、それでいいんです。

習っていない単元を含めて、私が全問解説していきますから。

↑数学なんて、一回の授業の中で、「平方根」「二次方程式」「二次関数」「三平方の定理」を一気に教えます。(文字が薄くなってしまいました。←むやみに批判するのはやめましょう…)

「こんなに一気に覚えられるの?」と思われる方もいらっしゃると思います。

たしかに完璧には覚えきれません

でもそれで大丈夫です。一度「淡い」感じですべて覚えて、来週や再来週も再び「淡い」感じで重ね塗りしていく少しずつ「本人の感覚」で入っていきます

実際、幼いころ、子供たちはそうやっていろいろなことを覚えていたはずです。「アンパンマン」って言葉を何度も聞くうちになんとなく「パン…パン…マン…」とか言えるようになっていったわけですよね。「感覚的に」。

一つの単元をじっくりやるのも大切ですが、こうやって問題を解きながら都度、教えて、生徒自身が試行錯誤しながら覚えていくと、生徒達(中学生)たちのセンスが少しずつ磨かれていきます。

生徒達に「いかに考えてもらうか?」。そこに力点を置いて、この春休みの講習を行っています。

 

講習は4月11日(日)まで続きます。すでに第一回が終わっていますが、まだ受け付けは続いています。途中参加でも構いません。ご興味を持った方はぜひお問い合わせください。

大森山王学院 中学部主任 山口 拓郎

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