高校受験勝利の方程式①ー「国語の解き方がすべての学力を物語る」
大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。
私がサラリーマン講師の駆け出しだったころ、あるベテランの先生とこんな会話をしました。
私:「この生徒はできるようになる、ってどんな瞬間に感じますか?」
先生:「俺は、毎回の授業で感じているよ。だって俺は国語を教えているから。」
『だって国語を教えているから』…。
私:なんで『国語』を教えると「生徒の可能性が解る」んだ?
あれから20有余年。
今は痛いほどわかります。
生徒達がこれから伸びていくかどうか、
最後のギリギリの状態で志望校に受かる可能性を持てるかどうか、
すべては国語を解く力をみればわかります。
国語が最後まで弱い生徒は、受験でギリギリの志望校を受けるときに極めて不利です。
逆に国語の学力にゆとりがある生徒は、受験の最後の一手が上手くいくケースがほとんど(受験に有利)です。
ある意味、当然だと思います。入試が日本語(国語)で行われるわけですから。
問題を読んで理解する力がないと、他のどの科目も解くことができません。
同時に、国語力(読解力、表現力)がある人は、ただ問題を解くだけでなく、「ギリギリの状態」で前後のヒントを考える力も持ち合わせています。
いわゆる「行間」を読み解く力、です。
小説の登場人物の感情を思い描ける人、論説文で作者の意図を読み切れる人(国語力のある人)は、他の科目でも「今与えられている条件で考え得るすべてのヒント」を何とかして引っ張り出そうとする力を持ち合わせている。
よって、受験のような極限のプレッシャーの中で、限られた情報をしっかり読み取って、出題者の意図に沿った答えを導き出せる可能性が高いのです。
大森山王学院中学部では、その国語力を少しでも身に着けたい、と講習期間などを通して「国語」に力を入れています。
先週日曜日の春期講習2日目は、午前中が新中1生。午後が新中2生、新中3生でした。
時間帯は別々でしたが、解いている国語の問題は全員同じです。
浅田次郎「角筈にて」。
小学校・中学校の教科書にある小説(あるいは学校の図書室にあるような本)しか読んだことがない小中学生には斬新な文章だと思います。
主人公は8歳の男の子(恭一)。お母さんが亡くなって、お父さんも、会社経営に失敗して息子を捨てて若い女と夜逃げしてしまう・・・なんて話です。
でも、こういう「月9のドラマ」のワンシーンみたいなものが入試の問題にはよく出てきます。
自分の経験したこともないようなワンシーンをいかに読み解けるか。登場人物の気持ちや場面の意図を「文章の中の言葉」から理解できるか。そういう力を少しでも醸造していきたいと思っています。
一般的な大手塾では、教材会社が作った「春期講習用のテキスト」を解かせて、先生が解説・答え合わせをする、というのが「国語の授業」のお決まりです。
でも、講習が終わって、いざ「どうやって国語の問題って解くの?」と生徒に聞いてもほとんどの生徒は理解していません。残念ながら教えている講師自体が「解き方」をあまり把握していない場合が多いからです。(大学生のアルバイト講師にその力量を求めるのは酷かと思います。)
うちの「国語」の授業は、入試の国語をどう解くか、という基準で中1、中2生も進んでいきます。
国語には「読み方」・「解き方」があるんです。
中学生たち、特に初参加となった新中1生は、とても刺激を受けた様子でした。
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