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「逆転合格専門塾」大森山王学院です!
こんばんは、学院長の保科です。
今日は授業の時間変更をさせていただきました。
20時過ぎまで頑張っていた生徒もみんな帰って、ガラスに打ち付ける雨の音とエアコンの音だけがしています。
時間変更の理由は、私事で申し訳ないのですが、僕が10歳からずっとお世話になった方が亡くなられて、そのお別れの会があったからです。
保護者の方々はご想像がつくかもしれませんが、葬儀というものは悲しいもの、悼む気持ちが強いものであるとともに、旧交を温める機会でもあります。
それこそ、母が亡くなった時以来、14年ぶりにお会いした方も沢山いらっしゃいましたし、最後にお会いしたのは高校卒業くらいまで遡るような方さえおいででした。
そうなると、たくさん温かいお声をかけてくださいます。
ほとんど同じフレーズです。
「いやあ、秀君
(僕の下の名前は秀幸なので、子供の頃を知る年配の方々はだいたい僕をこう呼びます)
本当に立派になって、よかったねえ」
と。
僕はこう返します。
「ありがとうございます。おかげさまでだいぶ大きくなりました、横に」
鉄板ネタです。お別れの会という場であっても、皆さん笑ってくださいます。
まあ、確かに高校の頃は今と同じくらい食べてるくせに58キロくらいでしたからね・・・。
ただ、僕が塾の先生になったということは比較的あっさり受け入れていただけるのですが、「独立して自分の塾を開きました」
とお話しすると、ほとんどの方がかなり驚かれます。
やはり、若者の時の僕はかなり線の細い(体格の話じゃないですよ)イメージが強いようです。
ご自身が会社を経営されている方の場合は、やはりそれなりにご苦労されているのでしょうね。肩や背中を強めに叩きながら、労ってくださる方も多かったです。
こんな時、自分が客観的に見て、若者であった時よりも社会的には大きく成長できているのだな、と感じます。
そう感じて下さることは、率直に嬉しいです。
お世話になった方々に、ほんの少しでもご恩を返せたかな、とも思えます。
山口先生が「卒業生と会った」という記事を書いてくれていましたが、
(とても良い内容なので、ぜひご一読ください)
やはり人にとって、関わった年下の者が成長しているのを見るのは嬉しいことなのですね。
そういう意味では、僕はとても幸せな職業に就いているんだなあと感じます。
今後も、出会えた前途有望なお子さんたちの成長に、ほんの少しでも貢献出来たらいいな、
そんな思いを胸に、また明日から頑張ろう、と決意を新たにした夜でした。
まずは夏期講習会の要項を完成させなければいけません!
そういえば、横にデカくなった以外に、もう一つ気付いた僕自身の変化があります。
涙もろくなりました。
式の最後に、故人のご生涯を振り返るムービーが流れたのですが、お若い時、結婚式のお写真などは興味深く見ていたのですけれども…
中学生の僕に、父親のように肩にやさしく手をかけて話しかけていらっしゃる画像を見た瞬間、到底我慢できないものがこみ上げてきました。
式後には、遠方からのお客様も多かったことから駐車場の整理をするスタッフを務めることになっていたので、泣いていて車が見えないでは済まされませんから必死で我慢しましたが、あんな一瞬で涙が出るとは思ってもみませんでした。
嗚咽を飲み込むってこういうことなんですね。
まあ、少しは人間味が出て丸くなった、これも変化ではなく成長ということで、許していただくとしましょう。