高校受験

受験に成功する生徒の共通点②-今の自分を可愛がりすぎない。

大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。

前回に続いて、「受験に成功する生徒の共通点」シリーズ。

※大森山王学院では、現中3生の新規入塾申込は毎年7月末で終了しております。

入試が近づいてくると、受験生たちのメンタルは不安定になるものです。

このままじゃ受からないかな…。

とか、

内申が上がらなかったらどうしよう?

とか。

そういう感情は自然なことだと思います。他の沢山の受験生たちも同じ悩みを抱えながら頑張っていることを知ってほしいし、歴代も先輩受験生たちもそうでした。みんな乗り越えていけるので大丈夫。

むしろ受験を通して、そういう感情を乗り越える訓練ができたら面白いですね。受験は「大人」になる最高のトレーニングの場なので。

ところで、こういう受験生もいます。

自分は本当は(上位の)●●高校じゃなくて、(下位の)▲▲高校に行きたかったんです。ずっと無理してたんだけど、自分に素直になろうと思います。▲▲高校なら推薦でも行けますか?

11月にテストが終わったら、友達とディズニーランドに行こうか、行かないか迷っているんです。行かないで勉強した方がいいですか?

まったく関連性がないような質問ですが、私には同じに聞こえます。

この生徒、『今の自分が可愛い』んだな

と。

私は、「志望校を下げる、下げない」は本人が決めればいいと思っています。

偏差値で高校を見て「下げる、下げない」の問題ではなく、最終的に「どこに行きたいか」です。もちろん、私立高校を単願推薦するのも悪くないと思います。(それだって成績を取るまでの本人の努力の結晶です。負けではありません。)

受験生だって息抜きに「ディズニーランド」に行ったっていいのではないかと思います。(以前の卒業生で、入試前日に月9のドラマを見るために塾を早引けした生徒がいました。その子は翌日の入試で無事志望校に受かりました)

問題は、「なぜ志望校を下げたいのか?」、「なぜディズニーランドをためらっているのか?」です。

志望校にぶっちぎり受かるだけの学力を持っているのに、志望校を下げたいのでしょうか?そんなわけはありません。色々理屈をこねて、「正当な理由」を見つけようとしているけど、結局は「落ちるのが嫌」だったりします。落ちるのが怖い傷つきたくない、と。

最終的には「自分が可愛い」という感情に収まるはずです。

受験生だけど、遊んでいいですか?」という質問をする人は、自分の中でベストを尽くせていないという自覚がある場合がほとんどです。前述の通り、全力で勉強しつつ遊びも適度に入れる受験生はいます。それでうまく回るなら問題はないはずです。逆に「勉強してないと不安だ」という生徒もいます。その子はその子で脇目もふらずに勉強し続けます。いずれもその人のやり方、間違ってないです。

でも、「遊んでもいい?」聞いてくる子は、本当は「遊びたい」けど、我慢して勉強している子です。もちろん、それもそれで立派だと思います。最後まで我慢して乗り切ればいい。でも、正直「自分が可愛い」ので自分に少しご褒美もあげたいんです。ためらう気持ちがあります。

なにより、「少し遊んでも間違っていませんか?」と聞いてくる子の多くは、普段も「ベストを尽くせていない」という後ろめたさがあります

普段から勉強の詰めが甘い子(宿題が終わらない、提出物が終わらない、学校の授業を一部聞いていない…)。もちろん、中学生なりにストレスがあります。悲しいこと、イライラすること。眠気もあります。そして、そういう自分に「気持ちの余裕」を与えてあげないといけないので、昼寝をしたり、ネットサーフィンをします。そして、勉強は遅れます

(自分なりに)頑張っているのに、結果が出ない」と落ち込みはじめます。時には「息抜きにディズニーランドでも行きたいな。でも、そんな事したら先生や親が怒るかな…?

悪循環ですね

「自分を可愛がる」のは、決して間違ったことではないはずです。

私も自分に甘いです(笑)。多くの大人も、自分に甘いからこそ、ダラダラとネットサーフィンしたり、深夜に甘いものを食べたりするものです。

でも、多くの社会人が「ココ一番」という勝負時に、目の色を変えて本気で目の前のミッションを追うように、中学生・高校生たちも「ココ一番」の受験にむかって頑張るときが必要です。

当然ながら10代の若者たちにとって、その「オン・オフ」の切り替えは、まだまだ下手な状態です。

ディズニーランド、行っていいんですよ。

志望校も最後変更したって大丈夫。

ただ、ひとまず、「この高校に行きたい」とか、「テストで●●点以上取る」とか決めたら、それが叶うように全力で追いかけてみる。それを叶えるためになにができるかだけを考えるそれを追いかけているときに自分を可愛がることは絶対に考えない

受験に受かる生徒は、往々にして今その瞬間の自分の感情にとらわれすぎない人だったりします。自分が今こうしたい、どう思う、ではなくてこの先どうなりたいか、を冷静に考えられる人。

やりたいようにやる、ではなく、

なりたいようにやる、ということだと思います。

あくまで中学生ですから完ぺきではないです。もちろん大人も完ぺきではないです。

でも、受験を通して、「今の自分を可愛がりすぎない」クセをつけてほしいです。

「目標を必ず達成させる自分」が可愛いんだ(かっこいいんだ)と思えるかどうか、それが受験に成功した人が持てる感覚の一つなのではないかと私は思います。

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大森山王学院では、「今の自分を本気で変えたい」と思っている中学生の皆さんのお越しをお待ちしています。現状の学力は問いません。親御さんではなく、ご本人に「今よりも勉強ができるようになりたい」という意思があること。それが唯一の入塾条件です。受験指導経験豊富なプロ講師が、受験までの走路を的確にサポートします。

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大森山王学院 中学部主任 山口 拓郎

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