中学受験

子供が「中学受験したい」と言い出した時の準備

東京都大田区、
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「逆転合格専門塾」大森山王学院です!
こんにちは、学院長の保科です。

今日は保護者さんからのご質問に答えた例から書きます。
この保護者さんは、上のお子さんが既に受験終了、難関校への進学を決めておられる。
その状況で、下のお子さんが
「自分も中学受験したい」
と言い出した、ということでした。

詳しい事情はさておき、これは意外によくあるケースです。
下のお子さんとしては、自分が小さい時にひたすら面倒を見てもらったのに、お兄さんお姉さんが受験モードになった途端に親の関心がそちらへ行ってしまったようで、寂しい思いをしている時があるからです。

そうなると、
「次(に親に構ってもらうの)は、自分の番だ!」
となるのは、幼い子なら当然とも言えますね。

では、こういう時どうすればいいのでしょうか。
まず、何回か申し上げていることですが、中学受験はお子さんの「何としてもここに行きたい、通いたい」という熱意が最終的にものを言います(お母さんの、ではないのでご注意ください)
ですから、お子さんの意思をしっかり確認しないといけません。

「クラスの子たちが最近始めたゲームが面白そうだから、自分も買って欲しい」

この程度の覚悟でしたら、後で大怪我します。しかもかなり高い確率で。

今できることと言えば、やはり受験勉強を始めることになった時の負担に備えること。
学校の宿題などに時間を取られているようでは、そもそも受験の成功などおぼつかないです。ましてや漫画やYouTubeを宿題より優先しているようなお子さんならば、まずそれを改善しなければ到底無理です。少なくとも、親御さんは大きなストレスに直面することでしょう。

「子供に漫画やYouTubeを見せるな」という主張をしているわけではありません。
しかし、例えば
「学校の宿題が終わってからでなければ読んではいけない」
「夜9時以降はタブレットやスマホはダメ」
など、
簡潔明瞭な約束をさせて、今からコントロールすることは必要だと思います。
今のうちに自律を教える、ということにも繋がりますね。

次に情報を集め、それを精査すること。

とは言え簡単なことではありません。例えば昨年度の東京都・神奈川県においては、年度前半に実施予定だった学校での説明会が軒並みオンラインでの実施になっています。

ですから、早いうちに興味のある学校さんの説明会は開催時期を調べて積極的に申し込み、できれば動画での開催なら何回か再生して、よく内容を掴むことをお勧めします。
その学校に詳しい塾のサイト、または情報の信頼性が多少下がってしまうと思いますが、個人のTwitterなどのSNSをご覧になるのも良いでしょう。

ただ、取捨選択はご自分でされないといけません。極端な意見もありますし、情報の精度は玉石混交だからです。

経済的な面については、協力が得られる所があるならば早めにそれを確定させておくこと。
そして、通わせる塾もしくは予備校の担当ときちんとお話をされるべきです。

総額どれぐらいかかるのか、また、その内訳を直接説明してもらいます。見積もりがもらえればベストですが、パンフレットへの書き込み等でも結構です。校舎責任者、もしくは担任の先生のサインをもらっておくと後々のトラブルを防ぐ事が出来るかもしれません。

受験は甘くはありません。
しかし早めに計画を練り、準備をしておくことで、まさに「備えあれば憂いなし」と言う状態を作り出すことは十分可能であると言えます。

一つ、これも繰り返し言っていることですがご注意を。
「受験、やりたい」
「塾に入りたい」
これは、無理やり引き出してはいけないセリフです。仕向けるのも、よくない。
自分からお願いしてくるのを待つ方が、結果的には良い方がほとんどなのです。

後々どこかでつまずいた時に(これは中学生高校生の時も含みます)、
「私は別に受験したかったわけじゃないのにお母さんがいろいろ、『あれをやれこれをやれ』って言ったから仕方なくやったの!」
などと言わせてはいけないのです。

大手塾は「今入らないと(始めないと)手遅れになる」とよく煽ってきますが、そこでぐらつかないように。本当に大事なことです。

ご家庭の準備がしっかり整ったと誰もが思えたら、そこからスタートダッシュで大丈夫です!

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