日付をまたいでしまったが本日6/11、東京都教育委員会より来春2021年度の都立高校入学者選抜(都立入試)の概要が発表された。
「9月入学だ」、「入試は延期だ」等々…。
いろいろ言われたが、私が以前からブログで何度も言っていた通り、入試は来年の春も予定通り行われることが正式に決まった。
入試日は、
都立推薦入試 2021年1月26日・27日
都立一般入試 2021年2月21日
一般入試の2月21日は日曜日となる。私の知る限り日曜日に都立高校入試を実施するのは初めてだ。ちょっと意図的なのかな、とも感じる。(来年の春は再びコロナで混乱するかもしれない。平日よりも日曜日のほうが、公共の交通機関のゆとりや、親御さんの送迎など比較的スムーズにいくはずだ。)
ちなみに日程以外にも、6/11付けの東京都教育委員会の発表では様々なことが決まった。
①都立高校入試の検査問題は出題範囲を縮小する。
②併設型中高一貫校の都立高校(都立両国・都立大泉・都立白鷗)は自校作成問題を中止し、共通問題とする。
③2022年度の入試から予定されていた「英語スピーキングテスト」は1年延期とする。
④都立中等教育学校(都立中高一貫)の入試日は例年通り2月3日とする。
③は現在の中2生に該当する点。個人的に「スピーキングテストは害悪でしかない」と思っているので、「中2生よかったね」という印象である。(1年延期になっただけなので、いずれにしても現在の中1からはスピーキングテストがあるが…)
④は現小6生に該当する点。やはり、中学受検も例年通りとなった。ちなみに、教育委員会発表ではないが本日のNHK他の報道によると、来年の大学入学共通テストも予定通り1月16日・17日で行われることで決定しそうだ。こちらも以前のブログで書いた通りで「入試というのは余程のことがあっても簡単にはなくならない」のだ。
とはいえ、高校受験を迎える中3生の皆さんや、親御さんにとって一番気になるのは①の内容だろう。「入試の出題範囲が縮小される」。
本日の授業後、早速中3生の生徒達が私のところに来て、
「過去問対策どうやって進めればいいんですか?」
「やっぱり都立はやめて、私立にしたほうがいいですか?」
「今までやってきた勉強無駄になっちゃうんですか?」
と矢継ぎ早に質問してきた。
みんな不安なんだなぁ。
結論から言おう。
全くをもって、問題ありません。←菅官房長官のマネ…(笑)
今まで受験の場数をしっかりこなしてきた塾の先生達から見たら、大した変更ではない。まぁ、せいぜい「小雨程度」の問題、といったところだろうか。
「小雨決行」。何とでもなる。
解決方法、乗り切り方、そもそもこの変更をどう捉えるべきか?
詳しくは明日以降、シリーズ記事としてブログで書いていきたい。
続く。