大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。
前回のブログの続き。
志願者が全入できる大学(いわゆるFランク大)にも魅力的な大学はあるのか?
大学受験指導をする塾講師の一人として、首都圏にある低倍率のおススメできる大学をいくつか知っています。
私は、私大の回し者ではないので、具体的な学校名はここには書きません。(自分が直接教えている通塾生には、進路相談の一環としてもちろん伝えています。)
一般的な情報として、私が外部の問い合わせの方にも教えている情報は以下の通りです。
①都心部から少し離れた大学には、魅力的な大学が沢山ある。
すごくいい大学なのに、立地条件(都心へのアクセスが悪い)ゆえに敬遠されている大学が結構あったりするのです。そもそも、郊外の大学の方が敷地も広いし、キャンパスライフは都心の大学より素敵だったりすると思うのですが。
②女子大は全体的に大学の魅力に見合わないほど低倍率なところが多い。(←良い学校なのに人気がない、という意味)
共学を志望する女子受験生が多いのは今に始まったことではないですが、基本的に同ランクの大学と比較しても女子大は就職実績も良かったりするので、敬遠するのはもったいないくらいです。
③かつて名門と呼ばれた短期大学は魅力的。
「青山学院女子短大(通称:アオタン)が募集停止になる」というニュースがあったのは2年位前になります。「アオタンですら無くなるのか」とびっくりするほど短大は不人気で、事実「私大の半数が定員割れ」というニュースも、その多くが短期大学だったりします。(短期大学だけで見ると、全体の8割が定員割れです)
短大はもはや魅力がないのか?というと、必ずしもそうではありません。一つに、かつての名門短大は、今でも就職では相応の実績を誇っているところがあります。企業でOB/OGが活躍されている方が沢山いたりして、今の大学の偏差値が、必ずしも就職実績に比例するわけではないのです(これは4年制大学でも言える事です)。
また、短大に入学すると、4年制大学を同じ学校法人で運営している場合、2年次終了後に編入試験を受けて、4年制大学の3年次につなげることも可能です。編入試験の門の広さは学校によりますが、場合によっては、その4年制大学に通常の入学試験で合格するより容易に編入できることもあります。
④「Fランク」に限定しないと、かなり大学の幅が広がる。
全入ではないですが、比較的「倍率が低い」大学というのも沢山あります。倍率1.5~2倍くらいの大学です。高校入試で2倍といったらかなりの高倍率ですが、大学入試で2倍というのは、大学受験指導をしている塾講師からすれば、「非常に易しい入試」というイメージです。
Fランクでも上記のように「比較的、魅力が詰まった大学」は色々とあるのですが、倍率2倍前後の大学になってくると、いわゆる大東亜帝国(大東文化大、東海大、亜細亜大、帝京大、国士館大)や、場合によっては日東駒専(日本大、東洋大、駒澤大、専修大)のような大規模大学にも勝るとも劣らない魅力的な要素を持つ大学が相当あったりします。
やみくもに「偏差値が高い大学ほど、良い大学」という考えを持つのではなく、こうした「あまり知られていない魅力」がある大学をどれだけ知っているか、受験に際してどれだけ充実した情報を伝えられるか、そこは塾講師の力量の差だと私は思っています。
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