中学受験

中学受験の中で特別なスタイル・帰国子女(帰国生)入試について

東京都大田区、
京浜東北線大森駅北口から徒歩4分
「逆転合格専門塾」大森山王学院です!
こんにちは、学院長の保科です。

今日はほとんどの受験生にとっては関係がない、と言われ、そのために情報がどうしても少ないと言われがちの帰国子女向け入試、別名帰国生入試についてです。

大森山王学院の最寄駅、京浜東北線大森駅や、
反対方向にある横須賀線西大井駅、都営浅草線馬込駅などから乗り換えなしで行ける学校さんの中にも帰国生入試を導入しておいでのところは多いですね。

帰国子女入試は、

1・海外の在住実績があることが条件である(内容は各学校ごとに違う)
2・英語の試験が科目に入っていることが多い
3・日程が通常よりかなり早く、前の年の11月末に行われることもある(2月にある学校ももちろんある)

というのが、通常の入試との大きな違いでしょうか。

少し細かく触れます。

1、在住実績

これが一番の曲者だと思います。

この在住実績というのは、期間よりも、いつ帰国してきたか、が重要です。
外国で長いこと過ごしたが故に日本の小学校のカリキュラムを受けていない、あるいは少ししか受けていない。
塾がなくて、受験準備ができていない。

そういうお子さんの救済措置的に始まったものなのですが、実態とかけ離れる場合もないとは言えないのです。

例えば、海外で生まれ育ち、9歳で日本に戻ってきたとします。海外在住歴は8年以上、もちろん日本語より現地でのコミュニケーションの方が圧倒的に強い。

さて、9歳ということは、小学校で言うと3年生ですね。
そうすると、学校によっては受験が不可能になってしまうケースもあります
(具体的には、「帰国後3年以内」、つまり4年生以降に帰ってきていることが条件になっている学校さん)

一方、3年生夏休みから海外に転居し、5年の冬休みに帰国。海外在住歴は2年少々。
渡航前は公立の小学校、そして現地でも日本語学校に通い、ほぼ生活は日本語。
これでも、ほとんどの帰国子女入試の対象にはなると考えられます。

ですから、しっかり調べないといけませんし、場合によっては調整して(大体は母子で)帰国時期をずらす必要さえ生じます。

これに関しては、本当にバラバラですので、直接お問い合わせするか、お通いの塾の先生に調べていただくのが良いと思います。

2、英語の試験

これは大まかに述べますが、英検で言えばできれば2級が欲しいところです。でも、準2級、3級程度の設定の学校さんも探せば意外にあります。

3、日程が特殊

例えば、大森山王学院の近くにあります「田園調布学園女子」の場合は、例年12月半ばの土曜日です(2021年は例外的に12月6日の日曜日でしたが、その前は21日、22日、16日となっています)

なお、全国の入試が始まる1月初旬が一つのピークと言えるでしょう。

一方で、フェアな機会を提示したいということで一般の入試と同時に実施される学校さんも多数あります。この場合は受験生はどちらかしか受けられなくなる一方、帰国が遅くても受験が可能になるというメリットもありますので、これもまた情報収集が肝心です。

なんにせよ、帰国入試は中学受験の一種。情報収集と、過去問対策がかなり合格率に影響するのは同じです。ぜひ、しっかりした対応をしてくださる塾をお探しくださいね。

もちろん僕らを頼ってくださっても結構です。

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