大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。
前回のブログのつづき。
学校の先生がどんなテストの問題を出すとしても、それに文句を言い続けるのは生産的ではありません。入試問題であろうと、模試であろうと、奇をてらった問題は常にあります。その問題にどう立ち向かうか。その状況で、自分にできるベストな取り組み方はなにか。
塾にお通いの方は、通っている塾の先生と学校の定期テストの問題を見せながら、どういう勉強(対策)が必要かを時折話し合う時間を取ってみましょう。ただやみくもに問題を解いているだけでは、解ける問題の幅が広がることはあっても、その幅以上の問題や別の傾向の問題に対して無防備のままです。
これは、入試問題を解く受験生も同じです。塾の先生と問題の傾向を分析して話し合う時間をつくりましょう。(親御さんが面談で聞いてそれを本人が伝え聞く、というのは中学生の場合NGです)
こういう作業を定期的にすると、3つの良い点が得られます。
①自ら考える力が身につく。
テストの問題の傾向や解法を分析する習慣をつけると、すべての問題において「まず自分で考える」クセが身に付きます。『この問題の解決策は何だろう?』『どうすれば乗り切れるだろう?』という思考パターンです。大人になってもずっと使えるスキルですね。
②状況のせいにしなくなる。
中学生くらいのことから「問題点を分析する」習慣がついているひとは、必ず「改善策をだす」ところまで考える習慣ができているので、「だれだれのせいでこうなった」「こういう状況だからしょうがない」という発想をしなくなります。
③大人とのコミュニケーション能力が伸ばせる
塾に通っている人は、先生との会話(問題を乗り越える過程で得られる『考え方』なども含む)から得られる力を過小評価しないでください。同世代の人たちとの「タメ語」の日常会話だけでなく、大人との会話をどれだけしていくか。「語彙力」、「表現力」、敬語の使い方、自分の感情の表し方、観察力、洞察力、色々なものが身に付きます。
「勉強ってなんのためにするの?」というテーマとも結びつくものですが、私個人の考えを書くとすると、
「勉強ってのは『賢く』考えて、『賢く』行動できる人になるためにするもの」
だと考えています。
でも、ただ「勉強」している(問題を解いている)だけではそれは身につかない、とも思います。
一つ一つの問題を「考える」時、分析して、「自分はどうすればこの問題を解けるようになるか」を考えて行動する習慣を培う時に、『勉強の意義』を少しずつ達成していくことができるでしょう。
そのために、塾に通っている人は、ぜひ「塾の先生」を活用してみてください。
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大森山王学院では、「今の自分を本気で変えたい」と思っている中学生の皆さんのお越しをお待ちしています。現状の学力は問いません。親御さんではなく、ご本人に「今よりも勉強ができるようになりたい」という意思があること。それが唯一の入塾条件です。受験指導経験豊富なプロ講師が、受験までの走路を的確にサポートします。
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