高校受験

中学部授業風景②-夏期講習「過去問演習はスピード感が7割」

大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。

夏期講習の様子、第二弾

親御さんが塾に見学にいらっしゃる時、生徒達が黙々と問題を解いている様子を見て、

あの、解説はしないんですか?

と聞かれることがあります。(先週も別塾でそんな質問を受けました。)

もちろん、解き方、ポイント、注意点。生徒達に伝えたいことはたくさんあります。

でも、私の方から「伝えたいことを伝えたら」、あとは出来る限り、生徒本人に奮闘してほしい、遮二無二問題を解いてほしい、と私は思っています。

中3受験生は特に。

英文法に関する知識は膨大にあるけれど、いつも制限時間内では全体の問題の三分の二も解ききれない、という受験生を今まで沢山見てきました。

入試問題というのは、受験生本人が「正しいスピード感をもって問題を解けるか」で合否の7割が決まる、と私は思っています。

もちろん、ただ早いだけの人はダメ解き方が雑な人、問題をしっかり読めない、中途半端なあきらめの気持ちを持っているようでは、いくら制限時間内に解けても意味がありません解ききるための読解力と根気をしっかり持続させたうえで、時間内に解ききる「スピード感」です。(車の運転で言えば、事故を起こさないラインでの最速のスピード感を持っている、ということでしょうか。)

言うまでもなく、問題を解くうえで前提となる知識は充分に持っているべきです。でも、とりわけ「英語」という科目で言うならば、しかも「東京都立の高校入試」というカテゴリーに絞って話をするならば、知識は「本当に基本的な単元」だけ入っていれば十分です(←学校で習う中1~中3の基本的な文法+2000語程度の単語力)。むしろ、しっかりとハイスピードで解く力がいかに備わっているかどうかその力さえあれば、特別な文法の訓練を受けなくても(テキストの発展編等やれなくても)自校作成校の問題で70点以上をとることはできるでしょう。

 

大森山王学院の中3授業では、過去問に徹底的にこだわります。

短い時間で、いかに過去問に入り込めるか。生徒達にはよく「文章を自分のものにするように」と伝えます。長文の線の弾き方矢印のつけ方、この辺がしっかりわかってくると、繰り返し長文を解く中でスピードも上がってきます。

とにかくフィーリングで読みました、が一番よくない。

数学の場合は、「捨て問」は解きません。どこまでを「捨て問」とするかは塾講師によって違いますね。その子のレベルをよく考えて、どの問題を取らせるかを正確に見極める力も塾講師の力量だと思っています。やみくもに「どんな過去問でも全部の問題を正解しなさい」というのは、生徒本人が非常に優秀なのか、塾講師の側が「優秀すぎるのか」のどちらかでしょう。

大手塾では、10月、11月くらいから過去問演習を行うところも少なくありません。

大森山王学院は7月から過去問をスタートして、今(9月末で)30回ほど過去問を解いて・説明して、直して、を繰り返してきました。残り140日ちょっと。この作業を繰り返す中で「当たり前のように必要な問題をすべて解ききる」練習をしていきます。

 

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大森山王学院では、「今の自分を本気で変えたい」と思っている中学生の皆さんのお越しをお待ちしています。現状の学力は問いません。親御さんではなく、ご本人に「今よりも勉強ができるようになりたい」という意思があること。それが唯一の入塾条件です。受験指導経験豊富なプロ講師が、受験までの走路を的確にサポートします。

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大森山王学院 中学部主任 山口 拓郎

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