つい先日、二学期の中間テストが実施された気がするのですが、あっという間に大田区・品川区の公立中学は「二学期期末テスト」の時期です。
大森山王学院では、二学期中間テストには「試験対策授業」と銘打って広く外部の方へも招待をおこなったのですが、今回はスケジュール上(祝日等があまりない)の都合、および塾の座席の残数の兼ね合いで、申し訳ないのですが外部への告知はしておりません。
塾生の皆さんには、すでに時間帯を案内済みです。また、二学期中間テストのときに「試験対策授業」へのお問い合わせをくださった方には、全員にお電話にてご案内をしております。(一部、何度かお電話しても繋がらなかった方がおられますが、『ご関心が無くなったのだろう』という判断で、今後こちらからは連絡は致しません。)
塾生のみなさん、そしてこのブログをご覧のすべての中学生のみなさん。
期末テスト、頑張りましょう!都立入試希望の中3生はココで入試の三分の一が決まります。(私立高校単願推薦希望者はこの期末テストで99%終了です。)
さて、塾生の皆さんには授業の中でも繰り返し伝えている点ですが、改めて「二学期期末テスト」で点を取る方法を以下にまとめます。
①とるべき科目、とれる単元を決めて、それだけに集中すること。
以上です。
二学期期末テストは、非受験組の中1・中2生であろうと、中3受験生であろうと、各学年の履修範囲の中で最も難しい範囲が出題されます。数学で言うならば、方程式の利用(文章問題)、関数、図形(一年は平面図形・二年は角度・証明・三年は相似・円周角)など。
下手をすると、数学は計算問題が一問も出てこない可能性だって十分にあり得る。数学が苦手な人には厳しい戦いですよね。
どんな問題でも果敢に取り組めるだけの力量と度胸があるなら、それで良し。「100点目指して突き進みましょう」です。
ただ、自分の能力に限界があると感じるなら、今回の二学期期末テストは「賢く」点を取ってください。
数学は「角度」(2年)や「円周角」(3年)等が、数学が苦手な子にとっては、ある意味で「ドル箱」的な存在です。覚えるべき定義・公式が少ないので、ひたすら演習してコツを掴むのみ。
また、関数(1年の比例・反比例、2年の一次関数、3年の二次関数)も「テストでとるべき問題」をしっかり絞れば、確実に点数になります。グラフはすぐに書けるでしょう。「変化の割合」、「増加量」、「変域」なども確実に点数に結びつけるべき範囲です。
間違っても、数学が苦手な人は関数の利用(文章問題)などには手を出さないこと。もちろん、人(その子の学力)によっては、関数の利用でも「動点の問題」(一次関数)だけは覚える、とか「平均の速さ」(二次関数)だけはマスターしておく、という対応もありです。
手前味噌ですが、こういうテストをとるときの「取捨選択」をしっかりするうえで、「塾の先生の指導って大きい」と思います。
どうしても我流でやると、どこを捨てるべきかわからないですからね。
おおよそ、我流の子の8割は捨てすぎです。(本当はやればとれるのに「諦めてる」問題をつくりすぎ。)逆に2割の子は「自分でなんとな乗り越えようとして」手を出してはいけない問題にかぶりついて空回りしている。
テスト前に学校で提出を求められる「ワーク」や「問題集」って、すべてを解かなくても大丈夫ですよ。自分にできる問題はやれるだけやる。考えても、サポートをもらっても解けない問題は、空白にして後で答えを見て赤で書き写せばいい。答えを見て理解できたら書き写した横に星マークをつけておき、わからない問題は✖マークをつけておく。(テスト直前に星マークのところだけは見直しましょう。)
それでも、数学はどう頑張っても40点くらいしかとれなさそうならどうするか?
今回は数学40点でいいので、他の科目に集中しましょう。(40点取れれば、授業態度や提出物で『3』はとれます)
数学の代わりに、理科や社会で今回の単元だけに絞って集中すれば、75点以上取れるかもしれません。
取れる問題・とれる科目ははどれかを、テストの前の時点で理解しておくこと。そこだけを実直に繰り返し練習して、テスト当日は確実に点をとる。
すごくシンプルなことです。「選択と集中」。そして、こういう考え方って、社会人になっても大切です。
「諦めなければ、乗り換えられない壁はない」
みたいな考え方は、某ドラマのテーマみたいでかっこいいですが、ちょっと現実離れしています。(もちろん、簡単にあきらめない姿勢は大事ですが…、少なくとも毎回の学校の定期試験でそれをテーマにする必要はありません。)
復習です。
自分の学力や、現時点の能力を正確に見積もる力をつくりましょう。(それが今のところできないのなら、ぜひ塾を頼ってください。)
自分がとるべき科目、とれる単元が決まったなら、そこに力を集中させましょう。
繰り返し、繰り返し。いつもシンプルに考えて行動すること。
二学期の期末テスト。皆さんの健闘を心から願っています。