高校受験

学年5位の生徒から見て取れる、東京都公立中学校の現状。

大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。

二学期期末テストの結果が続々と返却されています。

結果から先に言うと、大森山王学院の中学生は「絶好調!」という感じです。

「みんな、よく頑張るな…」とオジさん講師(山口)は感心します。

2学期の期末試験というのは、一般的に点数をズルズルと下げていく局面だったりします。(普通に1学期と同じペースでやっていて、1割減。それに中学生特有の「中だるみ」が出る時期でもあるので、2割減の中学生も珍しくありません。)

当塾の一人の生徒が通う公立中学校を例に挙げると、その生徒の中学校は、1学期の5科目平均点が約310点でした(一科目平均で約62点)。

今回2学期の期末テストは5科目平均点が約260点(1科目平均で約57点)。学年全体として、2割弱、落としていることになります。

私の予想では、この学校の場合、3学期の学年末試験も微減して5科目平均点は250点前後。来年度の1学期でまた少し戻してきて300点弱くらいではないかな、と思います。

ちなみに、その生徒自身の今回の5科目合計点は446点でした。1学期に比べて数点下がってしまい、当の本人はすごくショックを受けていたのですが、

「いやいや、平均点が50点も落ちているのに、あなたはキープし続けているのはすごいことだよ!」

と私は言いました。

 

さて、もう少し、その学校のテスト結果をもう少し掘り下げてみたいと思います。

5科目平均点が約260点。公立中学校でいえばごく一般的な水準です。

興味深いのは、446点を取った当塾の生徒が学年で5番手だ、ということです。(今は正確な順位が掲示されない時代なので、あくまで結果表や本人からの聞き取りで推察する順位です)

どうやら、450点台に2人。445点から449点の間に3人。

つまり450点前後にトップ5人集団がいて、その上はいない、ということになります。

当塾の生徒は、よく頑張った、と思います。ただし、10年~15年前の公立中学校であれば、5科目合計446点は学年で20番手くらいが順当です。

公立中学校全体として、学力が落ちてきているな、と感じます。(というよりも、学力上位の生徒たちは中学受験でごっそりと抜けてしまっている、というのが正しい解釈です)

 

私は、この状況が「悲惨なこと」だとは思いません。

むしろチャンスなのではないでしょうか。

以前よりも、公立の中学校で「上位」に入れる可能性が広がっているわけですから。

どんなに公立中学校で学力上位層が少なくなったとしても、東京都には立日比谷高校があり、都立西高校、都立戸山高校、都立青山高校、都立新宿高校…ビックネームの公立高校がひしめきます。ここに入る切符を手にするのは、いつだって東京都の公立中学校の生徒たちです。

公立中学校で勝ち抜いていく上位者たちは、これから、益々面白くなってくるかもしれません。

 

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大森山王学院 中学部主任 山口 拓郎

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