大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。
「いつ頃から受験勉強をスタートするべきですか?」
という質問は、中学生のお子さんを持たれる保護者の方を中心に今まで数えきれないほど受けました。
とりわけ、(高校入試の中でも難易度が一段上とされる)都立自校作成校に合格するには、いつごろから受験勉強をスタートするのが最適なのか、関心を持っておられる方が多いと感じます。
極端な話をすると、
3年生の10月まで部活をしていて、
3年生の11月から本格的な受験勉強を始めました。
結果、都立自校作成校の高校に無事合格しました!
という生徒もいました。
もちろん、ほかの中3生が同じように受かる保証などまったくありません。
勉強時間(期間)=合格、ではないことは当然です。
しかし、
「都立自校作成校に合格するための条件」
はあります。この「合格をする条件」を考えると、おのずと「受験勉強をスタートするタイミング」も決まってくると思います。
①学校の定期テストで5科目450点以上をとれていますか?
学校の定期テストに強い人は、「受験」にも強い、と私は考えています。
経験上、都立自校作成校に無事合格する生徒のほとんどは、学校の定期テストで5科目450点以上を取る力を持っています。
時に450点以下になるテストの回もありますが、基本的に450点オーバーです。
上記にも書いた3年の10月まで部活をやっていて都立自校作成校に受かった生徒は、中1の1学期からほぼ連続してずっと450点以上をキープしていました。
(1科目で90点以上取れるか、ではなく5科目すべてでバランスよく90点以上取れることが重要です)
一般的に、都立自校作成校の下位にあたる学校(都立新宿、都立青山、都立国分寺、都立八王子東、都立立川)に合格したい場合、
中3生2学期の素内申が40以上あることが理想です(『5』が4つ、『4』が5つのイメージ)。
都立自公作成校の上位にあたる学校(都立戸山、都立西、都立日比谷、都立国立)の場合は、さらにプラス3(素内申43以上)が理想。
とはいえ、これらの内申を維持していても、当日の入試で5科目合計350点前後の点数を取らないといけません。
学校の成績で素内申40以上を取る努力もさることながら、難関といわれる都立自校作成校の問題で5科目350点(一科目平均70点以上)を取る、というのは並みの集中力や胆力では無理です。
内申が上記の目安ほどない生徒でも、今まで都立自校作成校に合格した子は沢山いました。(素内申32~34で合格した生徒もいます。オール4以下ということです。)そういう子は、当日点でもっと点数を上積みしないといけません。(素内申32の生徒は当日点400点オーバーでした。当日はすごいプレッシャーだったと思います)
だからこそ、通常の学校の定期テストで5科目450点を常にとることを強く勧めます。学校の定期テストで450点以上取る力を培えない中学生が、入試当日の自校作成校受験のプレッシャーに耐えられるとは思えないからです。
つまり、自校作成校受験希望者で学校の定期テストで常時450点以上をとれていない中学生は今すぐ受験勉強を始めるべき、というのが私の考えです。
そして、その受験勉強とは、「次の学校の定期テストで450点を超える」ための勉強です。
学校の定期テスト勉強であったとしても、ただ「少しでも高い点数をとろう」と考えるのではなく、「受験に成功させるための条件」として高得点を目指すなら、それは立派な受験勉強ですよ。
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