大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。
前々回のブログに続いて、本日も巷で話題のニュースから感じたことを少し書きます。
「私大ほぼ半数が定員割れ」(読売9月28日)
日本全国の4年制大学、短期大学すべてをあわせると、約半数(597大学中、277校)で定員割れを起こしている、というニュース。
まずもって、「日本って600校近くも大学あるの!?」と思う方が多いのではないでしょうか。受験指導をしている塾講師だって、597校全部は知りません。これは専門学校から派生した単科大学や短期大学もすべて合わせた数です。
地方の小規模大学で定員割れが起きている、というのは20年以上前からずっと続いていることです。20年前よりも18歳人口が大きく減少しているのに、なぜか新たに大学を開学をする法人が毎年のように起こるのだから、定員割れを起こす大学が増えてくるのは当然のことでしょう。(大学ってのは儲かるのか?なぜ増えるのか?その辺の説明は別の詳しい方にお願いしたいところです。)
定員割れ、つまり願書を出せば全員が合格できる大学のことを、俗に「Fランク」と言います。
首都圏では、2016年度以降に始まった「入学定員厳格化」とその余波によって、4年制大学で定員割れをしている学校は比較的少数です(この入学定員厳格化問題はまた別のブログで論じたいと思います。)が、それでも入試形態が複数ある大学では、よく調べてみると「倍率1.0」(つまり全入)の入試が結構あったりします。
なぜ定員割れがおきている大学があるか?
詰まる所、その大学の魅力が足りない(もしくは魅力が人々に伝わっていない)からです。私大だって「人気商売」の一つ。授業の充実度、就職実績、キャンパスの居心地の良さ…、いろいろな要素が合わさって入学希望者が集まってこないのでしょう。
では、
いわゆる「Fランク大学」はすべて魅力がないのか?
というと、私は必ずしもそうではないと思っています。
そもそも、「いい大学」という言葉の定義が曖昧です。キャンパスの魅力なのか、教授陣の良さ(授業の充実度)なのか、出口の広さ(就職実績)なのか?
私は塾講師ですから、「この大学を自分が直接教えた生徒に勧められるか?」という尺度で考えます。言うまでもなく、どの大学も完ぺきなものではないですし、なにより個々の生徒の学力が違います。ただ、「今のこの生徒の学力で、この大学に行けたらすごく良い選択だ」。「この生徒にとって、この大学なら4年間通う価値があるはずだ」と思えるかどうか。←すごく主観的で曖昧ですね。あくまで私の感性で選んでいますので、理論を求める方はこの先読み飛ばしてください。
そう考えると、いわゆる「Fランク」と呼ばれる不人気校でもおススメできる大学は結構あります。
例えば、どんな大学があるか?
次回のブログに続きます。
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