中学受験

中学受験生は英語に力を入れるべきだろうか?英検を取得すべきか?

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「逆転合格専門塾」大森山王学院です!
こんにちは、学院長の保科です。

今日は保護者さんからのご質問をもとに。

Q,「受験勉強しながら英語も少しずつ勉強した方がよいのでしょうか?」

A,「不要です。むしろリスクが高いです」

1行で答えてしまいました。
これで安心して下さった方はここで読むのをやめていただいてもけっこうなのですが、ちゃんと説明しますね。
英語を勉強しなくてもよい理由は、以下の通りです。

 

たしかに、中学受験で英語を試験科目に選択できる学校さんは増えており、帰国入試のバリエーションも豊かになってきてはいます。

場合によっては、
「英検を持っていると本番の英語試験の点数で高得点とみなす」
というケースもあります。
学校によって様々ですが、例えば4級でしたら80点、3級でしたら90点、準2級でしたら100点扱い、などですね。

高校受験と違って合格ラインが60~70点である中学受験をよくご存じの場合、これは魅力的な条件に映るかもしれません。

しかしながら、現時点での中学受験はやはり国語算数理科社会の4教科での戦いがほとんど、と言ってよいでしょう。
そこで力を伸ばしていく方が、確実、かつ、無難です。

英語に力を入れている学校さんは多いですね。
説明会などで「英検取得率・人数」などをアピールされることはよくありますし、中学から高校への内進条件、付属校であれば大学への推薦条件に英検取得が課せられていることも珍しくはないです。

例えば、明治大学の付属校(明大明治、明大中野、明大中野八王子)では、準2級を取得していないと高校に進めませんし、2級取得が卒業要件=明治大学への内部進学には必須になっています。

過去に中学受験でそこに合格した生徒が、いきなり訪ねてきて
「先生助けて!俺高校に行けない!」
「なんでだ、君学年で上位30番ぐらいじゃなかったっけ?」
「うん、先生に教わったから数学は今でも一桁っす」
「じゃあなんでさ。校則違反で停学でも食らったの?それは僕にもどうにもできないよ」
「違う、俺英検で2連続で落ちたんだよ!」
「・・・」
なんてこともありました。まあ、対策に付き合って次に一発合格しましたけれど、冷や汗だったのは間違いないですね。

逆に言えば、このエピソードでわかる通り、それは入学してから取り組むので十分です。
もし余裕をもって進めたければ、合格してすぐ、小6の2月に先取りを始めればよろしい。
この時期なら、中学受験塾でも「中学準備講座」的なものを実施しているところもあります(大森山王学院も、毎年行っています)

それよりも、今の時点で英語を試験科目に採用する目的で学習するとなると、小学校の英語は受験の役には立たないので受験レベルの学習が必要になってきますから、実質的に科目が一つ増えてしまう計算になります。

また、通常、受験生対象の塾でカリキュラムに英語は入っていませんので、個別指導を新たに申し込むか、英語塾に通う必要が出てきますね。

今は受験に使う科目に集中した方が、お子さんの負担を必要以上に大きくしないという意味でもお勧めであると言えます。

迷わず、お子さんに寄り添ってあげてくださいね。
どうしてもご不安な場合は、ご相談に乗りますので、

こちらからご連絡ください。

(お話だけでしたら、費用は頂きません、ご安心を)

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