大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。
9月以降、いわゆる「会場模試」を受験する中3生も増えてきました。塾でも返却された帳票を見返しながら、生徒達と今後の勉強について話をしたりします。
昨年は、会場模試の実施自体が危ぶまれたりしていましたから(自宅受験をして郵送するという時期もあり、ちょっと受験自体を躊躇しましたね…)、今年はいろいろな場所で開催してくださり本当に関係者の方に感謝です。
模試の良い点は、
①外部会場に行って、本番と同じような緊張感で練習できること。
②・・・
以上!
だと思います(笑)
それだけであり、それだけで十分なほど「受験をする価値」があります。
普段、塾で過去問を解いている人たちは、そこで入試問題の解き方を教わっていますし、大体の今の学力も把握していると思います。だから、あとはその解き方や学力を大勢の人がいるところでも通常通り発揮できるか、外部会場で試してくることは良いことです。
特に「上がり屋さん」で本番に弱い子は、何度か受験して雰囲気を掴む練習をするべきだと思います。
逆に、模試の受験をして勘違いしてはいけないことは?
①模試の結果で「合否」を見極めないこと。
過去問を何度も解いていれば、点数に波があることは理解できるはずです。一度模試を受けて点数が悪いから「この学校は無理だ」とか、逆にスマッシュヒットで点数が良くても「もうこれで大丈夫だ」とは思わないことです。
②あまり受けすぎないこと。
入試までに2回~4回くらい(人によって違う)模試を受験することを私はお勧めしています。3週間間隔で受け続けているような受験生も時々見ます。個人で受験するので、日曜日をどう使おうがその人の勝手ですが、基本的にそんなに受けても学力の変化を模試で感じることはないはずです。なにより、模試を受けすぎると「模試の結果に一喜一憂する」ようになります。←「自分はそんなことない!」と言って模試をいっぱい受験している受験生がかつていましたが、結局1月の入試直前で模試の結果に気持ちを左右されまくってバランスを崩していました。模試を受験する日曜日をひたすら勉強に向けていたらどれほど良かっただろう、と思います。
③直しをする大切さを忘れないこと。
塾の過去問にせよ、模試の問題にせよ、そのプリントは自分の学力を上げる素晴らしい教材です。どの科目でもそうですが、最初に基礎的な知識をテキスト等で覚えたなら、あとは入試問題を解いて、直して、理解していくことが学力を上げる近道です。だから、過去問も模試の問題も徹底的に直しをすること。「2か月後にこの問題を解いたら、ほぼすべての問題を自分は解ける」というくらいまで直すべきです。そして、それは模試だけではなくて、普段の過去問演習のルーティーンでもできることです。だから、賢明な人は模試を受けすぎることはありません。
高校入試まで残り130日くらいになってきました。大王森山王学院の受験生はココから過去問を30回(×英数国理社もしくは×英数国)くらい解くイメージでいてください。その中に模試の問題もあと1~2回くらい予定していると良いと思います。
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