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「逆転合格専門塾」大森山王学院です!
こんばんは、学院長の保科です。
今日はちょっと怖いお話をします。
成績が上がらない、先生との相性が良くない、などで転塾を考える保護者さんはこの時期にちらほらとお見掛けします。
1月~2月の中学受験年度替わりや、3月上旬に学年末試験の結果が返却された直後ほどではありませんが、ちょっと深刻なご相談が多いのが特徴と言えるでしょうか。
ただ、困るのはお電話でもメールやお問い合わせフォームへの入力でも、そしてSNSでも、
「ご自分の主観が多分に入っていて、データ説明すら客観的なものではない」
ものです。
わかりやすく言えば、
「うちの子やれば出来るはずなんです」
というセリフ。
聞いたことがない塾の面談担当の先生っていないんじゃないでしょうか?
でも正直なところ、何の根拠も説得力もないお話なのです。
せめて、
「1年生の時にはオール5だったけど、部活で右腕を骨折してノートが取れなくなってしまって勉強が苦手になりました」
などなら、わかります。
でも、ずっと低空飛行(中学受験なら偏差値40台前半以下、高校受験ならオール3以下のような)状態で「やれば出来る」と言われても、私たちは(気持ちの上で)苦笑いするしかないです。
そしてもっと怖いのは、
「データが客観的なものではない」
というケースです。
「え、データは数値だから客観的なものじゃないんですか?」
と驚かれる方もいらっしゃるでしょうが、時折起こる事実です。
平たく言えば、「子供の成績や学力を、盛る」のです。
これは本当に困る。特に、
①中学受験で「模試の成績を実際より高く説明する」
②高校受験で「内申の元になる通知表の値を実際より高く説明する」
③中学受験高校受験大学受験すべてで、「違う模試の偏差値を勝手に合わせて(いわゆる「偏差値を翻訳して」)伝える」
これは、危険極まりない行為です。
大事なお子さんです。もっと出来るはず、本当はこんな数値の実力ではない、そう思いたくなる気持ち、とてもよくわかります。
ただ、僕たち専門家にご相談される時には、
「最新の」
「印刷された、あるいはネットにアップされている」
数値をお伝えください。
そうでないと、専門家でもお子さんに適していない、しかも高い確率で厳しめのことを要求するアドバイスをしてしまうことになるでしょう。
僕たちは元が文系であれ理系であれ、数値1ポイント、点数1点がものを言う世界で戦っています。
初めて出会う生徒さんはその時点では完全に他人ですから、頼りになるのは数値だけ。
それを基に、自分の経験から少しでも良いアドバイスをしたいと思って考えます。
お子さんのためにも、どうぞ、自己流の説明は極力避けていただけますよう、お願いします。