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「逆転合格専門塾」大森山王学院です!
こんにちは、学院長の保科です。
コロナ期間も想像よりだいぶ長くなっていますが、
本日、7/12(日)は
四谷大塚の合不合判定テストでしたね。
ひさしぶりに会場模試を受けられた方も多かったでしょうが、
目当ての学校があっという間に埋まってしまって、泣く泣く初めての学校さんなどで受けられた生徒さんも少なくなかったのではないだろうか、と心配しております。
さて、早速ですが、問題を振り返ってみましょう。
今回の問題を端的に表現するならば、
「難しくはなかったが、時間的制約がきつい」
問題だったのだと、感じました。
以下、僕のお付き合いのある実力派塾長さん・塾講師さんと意見を交わした上での問題の振り返り(ちょっとレアだと思います)を書いていきたいと思います。
二回に分けて、
第一回:落としてはいけなかった問題
1️⃣計算問題、2問
2️⃣一行問題、(6)以外の5問
3️⃣(1)(2)売買算の2問
5️⃣(1)回転体の体積
第二回:差がついたであろう問題
2️⃣(6)一行問題
4️⃣(1)(2)数の性質
5️⃣(2)回転体の表面積
6️⃣応用小問。(1)N進法と、(2)平均算
についてコメントしますね。
それでは、第一回いってみましょう!
落としてはいけない問題と言えば、やはり一行問題。簡単に解説していきます。
2⃣(1)「合わせて15本」=個数の合計はわかる。でも、それぞれの個数はわからない・・・「つるかめ算」です。
(2)三角形の内角の和は180度ですから、等しい二つの角「の和」は計算できますね。
(3)約数の個数は素因数分解して求めるのですが、24くらいでしたら、「1×24,2×12、3×8・・・」と数え上げても、いいですね。
自信がついて以降の問題にいい流れで行ける、というのは意外に大事です。
(4)時計算。「0分のとき、短針と長針の差(角度)は何度なのか?」
「1分で長針と短針が進む角度の差は何度なのか?」
この二点だけ、瞬間でパッと書いて計算しましょう。
(5)「相似比」と「面積比」の関係さえわかっているとすぐできますね。
ただ、相似比を2:3だと思い込んでしまった生徒さんもいる事でしょう。こういう問題は要注意です!
聞かれているのは、二つのクロス型(リボン型)の三角形。そこだけに注目してください。
3⃣売買算(売買損益算)ですね。
「仕入れ値」(四谷大塚以外では「原価」とも言いますね)
「定価」
「売り値」
「利益」
一つ一つの用語の意味をきちんと捉えてさえいれば、楽勝だったはずです。
強いて言えば、今時「6割の利益」ってどんだけ暴利(ぼったくり)なのやら・・・
5⃣回転体、です。
一昔前は、回転体というともう投げてしまう、という算数嫌いのお子さんも多かったので、逆に言えば丁寧に考えて取れれば差をつけられる可能性もあったのですが、今となっては「体積は取らなければいけない問題」
になってしまいました。今回も、同じです。(1)はゲットしましょう。
とはいえ考え方は単純。「底面積の同じ部分ごとに分ける」だけですね。
二種類の円柱ができることにさえ気づければ、大丈夫。丁寧に計算しましょう。
以上が、僕の考える「落としてはいけない」問題です。
計算問題も含めて、全部で60点になります。
今回残念な結果だった皆さんは、9月にこのラインをしっかり超えることを考えて夏を過ごしましょう。大丈夫、まだ、基本を叩き直すことはできます。
さて、長くなってしまいました。次回は、「差がついたであろう問題」です。
お楽しみに!