大田区大森の進学塾、大森山王学院の山口です。

今から10年以上前のことですが、サッカー部に所属している中1の男子生徒が一人いました。
部活動ばかりやって、十分に遊び、「勉強を全然していない」とお母さんに嘆かれ、中1の時に塾にやってきた一人の男の子。
成績はオール3です。(素内申27)
同学年に、バスケットボールが好きな男子生徒もいました。小6の時に都立中高一貫の受験を経験したものの不合格。やる気をなくしてちょっと自暴自棄になっている中1の男の子。
その子は、もう少し成績が高くてオール3に4が3つ。(素内申30)
いずれの生徒も、このままだと、都内の下のほうの高校に行く道が待っています。
でも、二人とも目つきがいいな、と思いました。(『本当はできる』という目をしている、ということ)
このまま底辺校に進学させるのはもったいなさ過ぎる、…。
春休みの時に、二人を読んで、
私:「おい、二人とも。ここから頑張ってワセダかケーオー行こうぜ!」
と誘いました。
二人:「ハァ~?」
私:「いや、絶対行けるよ。おまえたち本当は優秀なんだ。信じてみろ。大化けするから」
最初は「何言ってるんだ!?」という様子でしたが、
私「クラスで一番デキる奴、って、かっこいいと思わね?」
私「将来さ、『どこの大学行ってるの?』とか聞かれて、『あ~、ワセダ。』とか涼しそうに言うの面白くない?」
と茶化しているうちに、二人ともだんだんやる気になり、
次第に、
二人「次のテスト(5科目で)450点以上絶対狙います!」
と、自分達自身で「もっと上にいこう」という気概になってきました。
ピグマリオン効果、ってこういうことなんだぁ、と言い出しっぺの私自身が感心してしまった次第。
1年後、二人はともに、成績オール4(素内申36)前後まで上がってきました。
ギリギリですが、都立自校作成校を狙える位置。
二人、もちろん「自校作成校」行く気満々。(一度エンジンがかかると恐ろしい)
さらに1年後。
二人とも同じ都立自校作成校(某偏差値66の高校)合格。
その後、一人は国立大学に進学、理系の道に進みました。
もう一人は「ワセダ」ではありませんが、都内の難関私立大学に現役で進学しました。
結論。
●芽をつぶしたくない、と私はいつも思っています。今は内申オール3くらいの子でも、実はもっと這い上がれる可能性を秘めた子は沢山いると思うのです。(いうまでもなく『今オール3』の人がみんな『オール4』になるわけではありません。)
●中2の春、というのがギリギリの分岐点だったと思います。いくら芽があっても、あと半年遅かったら、都立自校作成校は間に合わなかったでしょう。この時期だとまだ間に合うんです。
●信じきってあげること。「お前ならできる」って何の疑いもなく言い切れるほど100%信じ切って応援していると、大人が思っている以上に子供たちの可能性は広がったりします。(もちろん、そう言い切れるくらい可能性のある二人でした。やみくもに誰にでも「あなたはケーオーに行ける」とはいいません。)
そんな、分水嶺の新中2。
中1のときは、あんまり芳しくなかった。
でも、このままで終わらせたくない。
なんとかして、ここから巻き返したい。もう一度、上位を狙いたい。
そういう中学生の方を応援したい、と思っています。
「新中2 巻き返し英語・数学」という名目で、春の講座をやっています。
ご興味のある方はぜひ、春期講習のページをご覧ください。
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大森山王学院では、「今の自分を本気で変えたい」と思っている中学生の皆さんのお越しをお待ちしています。現状の学力は問いません。親御さんではなく、ご本人に「今よりも勉強ができるようになりたい」という意思があること。それが唯一の入塾条件です。受験指導経験豊富なプロ講師が、受験までの走路を的確にサポートします。
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大森山王学院 中学部主任 山口 拓郎
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